Go for 2006! ZICO JAPAN観戦記

No. 12


2003年6月11日(水)キリンカップサッカー2003
日本代表対パラグアイ代表

19:20キックオフ 埼玉スタジアム2002 観客数:59,891人



日 本
0
0
前半
0
0


パラグアイ
0
後半
0

 

得点者

 


先発メンバーや交代選手、詳細な試合内容はこちらこちらをご覧下さい。

6月8日の対アルゼンチン戦に続き、今度はコンフェデレーションズ・カップ前最後の試合、対パラグアイ戦を見に行ってきました。

この試合は直前に対戦が予定されていたナイジェリアがSARSの影響で来日をキャンセルしてきたため、急遽対戦国が変更になり、チケットも最初はアルゼンチンと同じ日に売り出される予定だったのですが、急遽中止となり、ファミリーマートの先行販売分以外は対戦国が決まった直後に改めて売り出されました。僕も先行販売で取れなかったので、再度チケットのゲットにトライしようと思っていたのですが、チケットの発売前に友人から先行販売で取れたものを1枚回してくれるという連絡があり、発売日にチケットが取れるかどうか分からなかったため、そのチケットを回してもらいました。(結局は後日大量キャンセルが出て、試合前日までチケットは残っていたみたいですが・・・(-_-;) 従ってこの試合もアルゼンチン戦に続き一人での観戦です。それと僕の入手したチケットは対戦国変更前の物だったので「日本対ナイジェリア」の記載になっていました。(^^ゞ

この試合のチケットです。日本対ナイジェリアになっています

電光掲示板には日本対パラグアイの表示

今回の会場は埼玉スタジアム、当日終業後に会社から直接埼玉スタジアムへ向かいました。両チームのアップ風景も見たかったので、現地へちょっと早めに到着するよう、最寄駅の浦和美園から歩く時間も考慮し、17:37分市ヶ谷発の電車に乗りました。終業後に乗れる一番早い電車に乗っても浦和美園への到着が18:20過ぎ。(電車が若干遅れてたこともありますが・・・)そこからいつもの通り混雑している駅やスタジアムまでの道を人並みを縫うようにして早足で歩いて何とか18:40頃には競技場に到着しました。今回の座席はバックの2階席(バック・アッパー)、初の2階席です。この席に行くまでにまたちょっと時間が掛かってしまい、席に着いた時には既に日本の選手がピッチに入っていてアップを始めていました。(そういえば競技場の中に入る前に競技場内から大きな歓声が聞こえてきていました。)座席はセンターラインからややホーム寄りの前から3列目、そんなに選手の近くではありませんが、見晴らしは良く、なかなか快適に観戦できる席でした。屋根の下でもあり、雨が降っても大丈夫な場所でした。実際、試合中には雨は降っていなかったと思っていたのですが、翌日会社の人に聞いたところによるとTVでは雨が降っているように見えたとの事でした。でも、席がしっかり(?)屋根の下だったので、雨が降っていたなんて全く気付きませんでした。(^o^)

この日も当然レプリカ持参。ただ会社からスタジアムへ直行したので、レプリカの着用は競技場の席に着いてからでした。(^^;
スタンドはこの日もJapanブルーで染まっていると思いきや、まだ多くの空席が見られました。直前までチケットが発売されていたので、ひょっとすると完売しなかったのかなとも思ったのですが、これはやはり平日の埼玉スタジアムということでその時間にはまだたくさんの人が競技場に到着できていなかったのでした。

席に着き、早速カメラを取りだし、写真を撮りつつ日本選手のアップを見始めました。去年のアルゼンチン戦の時はビールを買うために並んでいたら選手紹介まで始まってしまったため、今回はビールも我慢し、日本選手達のアップを見ていました。程なくしてパラグアイの選手たちもアップのためピッチに入ってきました。
日本はこの試合から中村、高原の欧州組が合流しており、彼らのアップを中心に見ていたのですが、スタンドからも彼らに向かって大きな声援が飛んでいました。

アップを行う日本の司令塔、中田英

守護神GK楢崎

この試合から出場の中村俊輔

こちらはFW高原

日本のサブのメンバー

アップを行うパラグアイの選手達

しばらくしてアップも終わり、両チームの選手がロッカーへ戻っていきました。その後まもなくして両チームの先発メンバーの発表になりました。この日はこれまでの2戦と違い、メンバー紹介の時、場内のライトが暗くなるようなことはありませんでした。おかげでこの後選手が入場してきた時にも写真を取ることが出来ました。(^.^)

先発メンバーの紹介はまずパラグアイから。でも実はパラグアイの選手は良く知りませんでした。ワールドカップに来た選手も何人かいたことはいたのですが・・・ システムは4-4-2でした。そして日本の先発、メンバーを聞いてびっくりしました。事前にTVや新聞などで報じられていたので大体は知っていましたが、実際に聞いてみて改めて驚きました。8日のアルゼンチン戦からGK楢崎、MF中田英以外の9人が入れ替わりました。GKは不動の守護神楢崎、DFはセンターバックに宮本と坪井、左に山田、右にはなんと三都主が入りました。MFはボランチに福西と遠藤、そして攻撃的MFに中田英と中村俊輔が入り、FWはドイツで活躍している高原とA代表初先発となる大久保の2トップでした。

日本のGKは今日も楢崎です

センターバックにはワールドカップで活躍した宮本

日本のキャプテンMF中田英

背番号10、MF中村俊輔

今日のFWは高原

A代表初先発のFW大久保

先発メンバーの発表から程なくしてフェアプレーフラッグに続いて両チームの選手が入場してきました。中村、高原らメンバーに入ったせいか日本選手にはスタンドから大声援が上がっていました。両チームの選手がメインスタンド前のタッチライン沿いに整列し、セレモニーの後、両国国歌の斉唱となりました。この日の君が代斉唱はT.M.Revolutionの西川貴教でした。

両国国歌斉唱の後、両チーム選手がピッチに散り、いよいよキックオフが近づいて来ました。しかしスタンドにはまだ空席が目立っていました。実際、僕の近くの席でも前半途中になって席に着いた人が何人かいました。
日本選手はキックオフ前に円陣を組み気合いを入れていました。

おなじみの巨大Tシャツ。今日は選手入場時に登場です

両チーム選手の入場です

メインスタンド前に整列した日本の先発メンバー

こちらはパラグアイの先発メンバー

サポーターの声援に応えるパラグアイの選手達

円陣を解いた直後の日本イレブン

そして日本のボールのキックオフで試合開始となりました。
序盤から試合は日本ペース。中田英、中村が良くボールをコントロールし、何度も高原、大久保にパスを供給していました。高原、大久保も積極的に動き、良い形の攻撃を展開していました。

前半6分には中村がペナルティエリア内でボレーシュートを放ちましたが、GK正面で得点にはなりませんでした。27分には中盤の中村から右サイドの大久保にロングフィード。パスを受けた大久保は右サイドで相手DFをかわし縦へ抜け、クロスを入れましたが、DFにブロックされゴールにはなりませんでした。36分には中央から中村がドリブルでDFを1人かわし、左足で強烈なミドルシュート!しかし惜しくもゴール右に外れ、得点には至りませんでした。

日本ボールのキックオフ。高原がボールを後ろへはたく

GK楢崎のゴールキック

中村の右コーナーキック

右CKからパラグアイゴール前での攻防

ペナルティエリア付近から中村がゴール前にボールを入れる

日本は攻撃陣が積極的に動き、圧倒的にボールを支配して何度もパラグアイゴールに向かい攻撃を仕掛けましたが、引き気味で守りを固めたパラグアイのゴールを割ることは出来ませんでした。パラグアイもカウンターで日本ゴールに攻撃を仕掛けますが、宮本を中心としたDF陣が良く守り、決定的なチャンスは作らせませんでした。そしてそのまま両チームとも得点を奪えないまま、前半が終了しました。
ハーフタイムに入り、スタンドを見渡してみると、試合開始前には空席が目立っていたスタンドもほぼ埋まり、Japanブルーに染まっていました。しばらくして、ハーフタイムも終わり、両チームの選手がピッチに戻ってきました。

ハーフタイムが終わり、パラグアイの選手がピッチに

日本選手もピッチに戻って来ました

後半開始前に円陣を組むために集まってきた選手達

日本は後半からMF福西に替え、中田浩二を入れてきました。前半に福西が結構良いプレーをしてたので、「おやっ」と思ったのですが、実は足を痛めて交代したということを後になって知りました。パラグアイも中盤の選手を1人入れ替えてきました。
そして後半がパラグアイのキックオフで開始されました。

後半もパラグアイは引き気味でカウンター狙いの戦法。そのパラグアイに対して日本が前半同様、ボールを支配し、攻勢を掛けていました。
そして後半7分、日本のチャンス。ペナルティエリア手前でボールを受けた高原が、ポストプレーで中村へ。その中村からペナルティエリア左に走り込む三都主へスルーパス。三都主はDF1人をかわして、右足でカーブをかけてシュートを打ったのですが、ゴール右にわずかに外れました。一方パラグアイは後半11分、右サイドやや遠目の位置からボネがループシュートを放ちました。楢崎がバックしながらセーブに行きましたが、結局ボールはゴール上のネットに落ち、ゴールにはなりませんでした。このシュートにはひやっとさせられました。

日本は後半29分、中盤の位置から中村がペナルティエリア内へ走る中田英にスルーパス。しかしあと一歩届かず、ゴールを割ることは出来ませんでした。
そして後半31分、左サイドの三都主がゴール前にクロスを上げ、それに大久保がヘッドで合わせて、ゴール! 日本待望の得点!と思われましたが、惜しくもオフサイドの旗が上がり、得点は認められませんでした。
その後も日本が優勢に試合を進め、何度かパラグアイゴールに迫りましたが、決定的なチャンスは作れず、結局そのまま試合終了。スコアレス・ドローに終わりました。

パラグアイのキックオフで後半開始

左サイドから中村のFK

GK楢崎のキック

中村の右コーナーキック

左CKからパラグアイゴール前での競り合い

中村がセットプレーでゴール前にクロスを入れる

この試合では選手の動きも良く、圧倒的に優勢に試合を進めた日本ですが、引いて守るパラグアイに対して得点を奪えなかったのはもう少し工夫が必要だったかもしれません。DF面では楢崎、宮本を中心としてバランス良く守り、パラグアイのカウンターを上手く防いでいました。
南米の強豪パラグアイに0対0とは言え、引き分けたと言うのは評価できるのではないかと思います。
個人的にはもっと決定的なチャンスを数多く見たかったですが・・・(#^.^#)

試合終了後、センターサークル付近で両チームの選手が健闘を讚えあい、ユニフォームの交換をしていました。続いてキリンカップの表彰式が行われ、表彰式終了後に日本選手がピッチを一周してスタンドのサポーターに挨拶していました。

試合終了後、ユニフォームの交換をする両チーム選手

サブのメンバーと健闘を讚えあう

サポーターへの挨拶に回る中田英

こちらはパラグアイのユニフォームを着た中村と高原

楢崎と坪井(中央)

ゴール裏のサポーターへ挨拶する日本選手

そして選手が退場後、僕も競技場を後にしました。一人での観戦だったので、帰りも自分のペースでちょっと早足で浦和美園の駅に向かいました。しかしやはり途中の道も駅も混雑しており、21:30頃に競技場を出て、比較的早くスムーズに帰ってきたのに自宅に帰り着いたのは23時を大きく回っていました。さすが、埼玉スタジアム(?)(-.-;)
これで5月31日からの日本代表戦3連戦(?)の観戦も終わりました。2週間足らずで日本代表の試合を3試合も見られて本当にラッキーでした。成績は1敗2分とちょっと奮いませんでしたが、でも久々に欧州組のプレーも見られて満足でした。フランスでのコンフェデレーションズ・カップでは頑張って良い成績を残して欲しいものです。

写真をクリックすると拡大写真が見られます。

No. 10
日本対韓国
No. 11
日本対アルゼンチン
No. 13
日本対ナイジェリア



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