日本中が興奮の渦に包まれた2002 FIFA World
Cup Korea
Japanから3ヶ月半、いよいよ2006年ドイツワールドカップへ向け、神様ジーコ率いる新たな日本代表がスタートしました。その記念すべき第一戦のチケットが運良く手に入ったので観戦に行ってきました。今回の目玉は何と言っても「黄金のカルテット」日本版。それぞれヨーロッパで活躍している中田、小野、中村、稲本の中盤4人です。この4人が日本代表として同じ時間に同じピッチに立つのはこれまで無く今回が初めて、どんなプレーが見られるかスゴク楽しみにしていました。
前日15日まで沖縄座間味へダイビングに行っており、帰ってきた翌日に今度は新生日本代表の船出となる試合を見に国立競技場へ行ってきました。座間味でのダイビングは幸い好天に恵まれ、今回も(?)予定したスケジュール通り東京へ戻ってくることが出来、無事(?)国立競技場へ行くことが出来ました。
当日は友人3人と一緒に4人での観戦でした。午後6時過ぎに千駄ケ谷駅に到着、千駄ケ谷門より6時半前には競技場に入ったのですが、既に友人の1人が先に到着していました。座席はカテゴリー2。バックスタンド中央、前から2列目という席で選手達をすぐ近くで見る事が出来ました。着席しあらかじめ買ってきておいた軽食を食べ終わるのと同じくらいに両チームの選手が練習のため入場して来ました。僕も早速ワールドカップの時に買った日本代表のレプリカを着用。拍手で選手を迎えました。
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ゴール裏に巨大なレプリカが出現。胸にはGo
for 2006!の文字が
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試合前のアップ風景。左から中田英、鈴木、小野、稲本、服部
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日本の守護神、楢崎
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中田英のシュート練習
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中山や柳沢、三都主ら、サブのメンバーの練習風景
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ベンチ前でアップを見守るジーコ
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アップが終了し、選手が退場した後、程なくしてスタメンが発表。この試合から背番号1を背負った楢崎が今日の先発GKでした。ディフェンスはジーコジャパンでは4バック、センターバックに松田と秋田、右サイドバックに名良橋、左には服部が入りました。中盤は「黄金のカルテット」、中田英、中村、小野、稲本の4人、FWは高原と鈴木の2トップという布陣でした。
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先発GKは背番号1の楢崎
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10番は中村俊輔です
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監督はもちろんジーコ!
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スタメン発表の後、程なくして両チーム選手が入場。ジーコJapanの初陣とあって、選手の入場の際には国立競技場を埋め尽くした青のサポーターから大きな声援が飛んでいました。選手入場後、両国国歌の斉唱がおこなわれました。日本国歌「君が代」の斉唱は森山良子でした。そして国歌斉唱の後、19:02に文字通り新生ジーコJapanのキックオフの笛が吹かれました。
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試合前の記念撮影
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Zico
Japanの司令塔、中田英
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背番号10は中村俊輔
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円陣を組むため集まってきた選手達
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円陣を組んで気合いを入れる
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日本版「黄金のカルテット」
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序盤から「黄金のカルテット」が機能し、日本が優勢に攻めていました。基本形は稲本と小野がダブルボランチを形成、中田と中村が攻撃的位置に入っていましたが、4人は臨機応変にポジションチェンジを繰り返し、自由に動き回っていました。
得点シーンは前半7分、中盤で小野が相手のパスをカットし、中田英へパスすると同時に右サイドのスペースへ走り込みました。パスを受けた中田英が高原へパス、さらに高原から左サイドに走り込んだ小野にボールが出て、それを小野が左足ダイレクトでゴール左隅にたたき込み先制しました。その後もこの4人が上手く機能し何度か決定的なチャンスがあり、いったい何点取ってくれるのだろうかと思いましたが、残念ながらその後はゴールには繋がりませんでした。稲本も中盤で何度か相手のパスをカットしチャンスに結びつけていましたが、中村は気負いすぎていたのかちょっと精彩を欠いていたような感じでした。
そして前半はそのまま1得点で終了。ハーフタイムに入りました。
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中村俊輔のフリーキック
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小野のゴールで1点をリード
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選手に指示を出すジーコ
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背番号1、守護神楢崎
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小野、稲本、中田英。いったい誰が蹴るんだ?
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結局小野が蹴ったが、ボールはバーの上
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後半開始時もジーコはこの中盤の4人を含め、前半と同じメンバーをピッチに送りだしました。僕としてはこの4人の「黄金のカルテット」が後半も見られるということが本当にうれしかったです。
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後半の開始です
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戦況を見つめるジーコ
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しかし後半に入って、ジャマイカが徐々に調子を出してきて、高い身体能力でドリブル突破し、何度か日本ゴールへ攻め込みました。日本も4バックのDF陣が何とかこの攻撃を食い止めていましたが、後半35分、日本の左サイドを破られ、左から中央へのクロスに経験豊富なフラーがヘッドで合わせシュート、一度は服部が体で防いだものの、その跳ね返りを決められ同点。GKの楢崎も手には当てたもののボールはそのままゴールを割ってしまいました。その後は一進一退、日本も決定的なチャンスがありましたが、決められませんでした。
選手交代は後半31分に高原に代わり柳沢、後半37分に小野に代わり福西、稲本に代わり中田浩二が入りました。「黄金のカルテット」は後半の35分過ぎまで見ることが出来ました。その後日本も最後までジャマイカ陣内に攻め込みましたが、得点を奪えず、ジーコJapanの初陣は結果的に1対1の引き分けで終わりました。
メンバーが集まって2日しか経っていないという事で連携などに若干の問題はあったとは思いますが、何と言っても今回はホーム。相手は中米からの遠征で時差ボケもあったはず。勝たなければいけなかった試合でした。特にディフェンスの連携がまだ上手く取れていないような感じを受けました。しかし「黄金のカルテット」中盤の4人が見せてくれたプレーは素晴らしく、今後の日本代表の戦いに大きな希望が持てました。
試合終了後、選手達は全員でグラウンドを一周し、サポーターの声援に答えていました。
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試合後の整列
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試合後ピッチを一周する選手達
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バックスタンドのサポーターに答える選手達
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